公務

建設委員会 県内視察 (2019/7/25-26)

集合写真
  1. 沼津駅周辺総合整備事業
    県と沼津市は、中心市街地活性化と新たな都市の魅力づくりに向けて連続立体交差事業や土地区画整理事業など6つの事業からなる沼津駅総合整備事業を実施しています。
    県が事業主体である新貨物ターミナル整備予定地については土地収用法第35条に基づく立ち入り調査実施後、残る地権者は11件、用地取得率は91.6%となっています。(2019年6月25日現在)
    2020年1月22日現在、残る地権者が7件となりました。
    行政は住民とよく話し合っていくことが大切です。
  2. 沼川広域河川改修事業
    沼津市西部地区の一級河川高橋川周辺で頻発する浸水被害を解消するため、河川法に基づく「沼川河川整備計画」(平成24年5月)を策定し、抜本的な治水対策として高橋川と沼川の洪水を駿河湾へ直接放流する「沼川新放水路(仮称)」の整備を進めています。
    新放水路完成イメージ 沼川新放水路の事業概要
  3. 日本平久能山スマートIC
    スマートICは高速道路の利便性の向上や周辺地域の活性化が期待でき、県内では連結道路の管理者とNEXCO中日本が整備を実施しており、11箇所が供用中、4箇所が整備中です。
    2017年度末供用を目標としていた日本平久能山スマートICについては、設備に必要となる東名本線の橋梁拡幅工事に遅れが生じたため、供用開始が2019年秋に延期されました。(2019年7月25日現在)
    2019年9月14日に無事開通し、市内のアクセス向上や静岡IC周辺道路の混雑緩和に一役買っています。
    インターチェンジの概要 未供用のランプ
  4. 下沖田沢砂防堰堤
    藤枝市下之郷地区の下沖田沢は、保全対象として人家31戸及び市の避難場所に指定されている葉梨小学校をはじめ、県道伊久美藤枝線、葉梨公民館を含む土石流危険渓流です。下沖田沢上流の渓床には不安定土砂が厚く堆積し土石流による甚大な被害が懸念されるため、土砂災害を未然に防止する砂防堰堤を整備しました。
    2016年度に工事が完了しています。
  5. 遠州灘海浜公園
    遠州灘海浜公園は、1998年の中田島北地区開設以降、2009年に浜松市総合水泳場が供用されたのみであり、都市計画決定された公園内に多くの未利用地が残っています。しかし、近年、当公園沿岸域で防潮堤の整備が進み公園を取り巻く状況が大きく変化したことから、公園の基本方針や導入が望ましい施設等について改めて検討し、2016年5月に公園基本構想を策定しました。
    次のステップである公園基本計画の策定予算については、2018年12月議会に補正予算案(債務負担行為)を提出し可決したことから、現在、基本計画案の比較検討プラン作成に向けて、県民の意見を広く聴き取っているところです。(2019年7月25日現在)
    2020年2月現在、アンケート調査の結果が公表され、異なる規模の野球場と、その他の施設を組み合わせた複数プランの検討を行っている最中です。
    遠州灘海浜公園現場説明
  6. 浜松市沿岸域防潮堤整備事業
    県は、一条工務店グループから300億円の寄付金を受け、浜名湖今切口から天竜川までの約17.5kmを対象に防潮堤の整備を行っています。
    2019年6月末時点で、全体計画延長17.5kmの全ての区間の防潮堤本体工事が着手済みとなり、そのうち約7割に当たる12.6kmで標高13mの防潮堤本体が竣工しました。
    また、馬込川の西側7.3kmの区間では、浜松市の費用を受け入れ、標高最大15mのかさ上げを実施しています。
    2019年度3月の完成を目指しています。
    模型による説明 防潮堤工事現場